痛風の痛みで動けない…

風が吹いても痛みがするというほどに激烈な痛みがすると言われる痛風。

できたら一生にわたって痛風とは縁のない日々を過ごしたいものですが、血中における尿酸値の高さを放置したままにしておくと、痛風の恐怖はあなたが気づかないうちにすぐそこまで来ていることがあるのです。

痛風は尿酸の数値として見えなければ、発症する前に自分で「痛風になるかもしれないな」と気付くのはとても難しいことです。

気が付いたら関節に痛みが、そして気がついたら自分は痛風に「なってしまって」いた、もしあなたがそうして痛風に「なってしまった」のであれば、ぜひこのサイトの情報を役に立てて対処していってもらえたらと思います。

この記事では痛風かどうかのチェックリストを用意していますので、まずは痛風かどうかの判断ができます。

チェックリストから痛風だということがわかったら次に「痛風になってしまったらどうすればいいのか」という痛風罹患の初期から治療に際してやるべき対処の内容をまとめてお伝えします。

  • いざ痛風になってしまったとき適切に対処できるように知識を深めたい
  • 痛風発作が起きたときの適切な対処法を知りたい
  • 痛風によって困ることがないように対策していきたい

このように考えてこのサイトを訪れて下さったのであれば、痛風の全容をつかんでしっかりと対処できるようになります。

ぜひ参考にしてくださいね。

足の親指が痛い!関節が腫れたらこれって痛風?急いで対処しないと…

足の親指に腫れが出てしまった

痛風の初期症状は足の親指の痛みとして出てくるのが大半と言われていますが、これはやはり個人差があります。

それでは「もしやこの痛みは痛風?」と思っているあなたに、自分の症状が痛風であるかどうかがわかるチェックリストをご紹介します。

  • 血液検査をすると、尿酸値が高めである。
  • 身体のいずれかの関節が痛み、その関節痛の痛みの波は、関節痛が始まってから24時間以内にピークがある。
  • 初めに関節痛になって以降、最初の関節痛を含めて2回以上の関節痛がある。
  • ある特定の関節のみに痛みが出てくる。
  • 関節が赤くなっていることが見てもわかる。
  • 関節が腫れている(対になっているような部分なら、片側と比べて明らかに腫れが分かる)
  • 足の親指の付け根の関節に激痛や腫れなどがある。
  • 片足の親指付け根の関節に見て分かるほどの炎症がある。
  • 片足の足首の関節に炎症が起きていることが目で見てわかる。

以上のチェックリストで9項目中6項目に当てはまるとすると、あなたは95%以上、痛風であるとされます。

他にも、当てはまる項目が5つ以下でも、リストの1番目「尿酸値が高め」にチェックが入ると痛風の可能性は一気に高まります。

痛風の初期症状で「足の親指の付け根が痛くなることが多い」というのは先にご紹介した通りなのですが、特に足の裏の土踏まずの上の辺りにある親指の付け根部分が痛む人は、痛風の初期では70%程度いるということです。

他にも、痛風の出始めの症状は膝関節・足先の節々など「足腰」に症状が出やすいと言われているので、尿酸値が高めで足腰に痛みがある人は、一先ず病院を訪ねた方が良いでしょう。

ちなみに、痛風の痛みのたとえとしては「骨をキリで突かれるような激しい痛み」とか「足先をペンチでねじりあげられるような激痛」とよく言われます。

ちょっと痛いな、程度の痛みではなくかなりの痛みが関節に出ている場合には、たとえその痛みが数日で治まったとしても必ず病院で診察や検査を受けるようにしてくださいね。

痛風で1番怖いのは、痛風を放置して身体の各所に異常をきたしてしまうことなのです。

数値で見る痛風とは?尿酸はどの程度が正常値?

尿酸値の正常値について知りたい

企業等、いずれかの勤務先に所属して働いている人は年1度の定期健診を受ける機会がありますよね。

そこで「尿酸値が高め」と指摘されたことはありませんか?

勤め先の健診でなくても、人間ドッグや住民健診などで検査を受けると、大体は尿検査があるので、健診を受ける機会さえあればそこで尿酸値の異常を知ることができます。

こうした尿検査において、痛風の原因となるこの「尿酸値」は検査結果欄では「尿酸値」とそのまま書かれていることもあれば「血清尿酸値」と書かれていることもあります。

いずれにせよこの2つは痛風に関わる尿酸値のことなので、血中の尿酸値濃度が知りたい場合はこの項目をチェックしましょう。

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尿酸値の血中濃度の基準とは?痛風対策のために知っておこう

男女別尿酸値基準値

尿酸値については、男女とも「7.0mg/dLまで」が基準値内の数値になります。

この数値を超えてしまうと異常であり、高尿酸血症と呼ばれるのです。

ただ、検査結果の報告書を見ていると、血清尿酸値の場合だと男性…3.8~7.5mg/dL、女性…2.4~5.8mg/dLが基準値範囲と記されていることもあります。

通常の条件下では、尿酸は血漿の中において7mg/dLまでは溶けることができる物質です。

しかしここを超えてくると結晶化してくる傾向があるので、上でご紹介した基準範囲となっていても、あなたの尿酸値が7mg/dLを超えていた場合は、自主的に再検査に行って何らかの「尿酸コントロール」をし始めることをおすすめします。

一方で、尿酸の異常について少し付け加えると、血清尿酸値と言うのは「低い」場合もあります。

血清尿酸値が2mg/dL、1.5mg/dLもしくは1.0mg/dL以下の場合は「低尿酸血症」と呼び、低尿酸血症の人の1部には、尿酸値が高い人と同じく尿路結石が起こるリスクが高くなったり、運動後の腎障害を引き起こすこともあるのです。

もし尿酸値が低くても、上記のような値である場合は「尿酸値が低いぞ!やったー!」と言うよりは、SLC22A12というたんぱく質の遺伝子に変異が起きていることになるので、こうした人も必ず病院を訪ねるようにしてくださいね。

自分が痛風かな?と思ったらすぐ病院で対処してもらおう

病院のイラスト

痛風発作っぽい痛みやその他の目立った症状は出ていないけれど、痛風の前触れのようなものが出ている気がするという方はまず痛風の前兆についてのページに目を通してみてください。

足腰の関節で決まった部位が痛み、さらに尿酸値も高めであるという人はいよいよ本格的に痛風である可能性が高まります。

こうした人が「この関節痛はなんだろう」とか「どうも足腰の関節が変だな」と思ったら、自己判断で「ちょっとした関節痛かな」とせずに専門医を訪ねてみてください。

では痛風を疑う場合には一体何科を受診するのが適当なのでしょうか?

あなたの行きつけの病院の診療科は何科ですか?

おそらく町のお医者さんであれば、内科はおおむねどこでも診療科目として掲げていることと思います。

「痛風かな?」と思ったら「何科に行けばいいんだろう?」「関節の痛みだから整形外科かな?」と悩まず、最初は行きつけの内科医に相談するのがベストです。

もしかかりつけの病院がなかったとしても、内科に行って症状を話せば血液検査や尿検査は必ずしてくれるので、そこで尿酸値が高めだということがわかれば、内科医の勧めで同病院の整形外科や、別の病院の専門医を紹介してもらえるでしょう。

ちなみに、もし近くの病院やかかりつけの病院に「痛風外来」や「リウマチ外来・リウマチ科」がある場合は、最初からそちらを受診しても良いですよ。

病院で痛風だと診断されたら…その後の対処について

痛風検査の診断結果を聞いている男性

一昔前まで、痛風は「贅沢病」と言われることもあったように「食生活」が大きな要因になっているとずっと思われてきました。

しかし実は遺伝的要因でも痛風になることがわかっているのです。

それと言うのも、痛風の原因となる「血清尿酸値」を上げるのは、環境要因と遺伝的要因の両方があることがわかってきたのです。

同性で同年齢、体型も変わらないような人が同じような食生活を送っていても、一方は正常な尿酸値を維持でき、一方はひどく尿酸値が上がる…ということがあります。

このような場合は、尿酸値が上がる人の方に「尿酸値を上げやすい」遺伝的な要素があると考えられるのです。

痛風を引き起こす?尿酸値を上げることに関わっている遺伝子とは

尿酸値のコントロールに関わっている遺伝子は「存在は珍しいけれど、存在していると強く働いてしまう遺伝子」と、「存在する頻度は高いけれど、尿酸値の変化には影響が弱い遺伝子」の2つに分けられます。

尿酸に対して強く影響する遺伝子とは

存在が稀でも影響が強い遺伝子には「HPRT、PRPP、UMOD、SLC22A12、XDH、PNP」などがあり、このような遺伝子を持ち尿酸値が高く痛風などを引き起こしている人については、痛風であっても「遺伝病」という言葉で表されます。

ただ、このような型の遺伝子をもっている痛風患者と言うのは本当に稀なので、大多数の痛風患者はその他の要因によって痛風を引き起こしていると言えます。

けれども、遺伝子病とは言えない痛風患者は何の遺伝子の影響も受けていないかと言えばそうではありません。

尿酸に対して影響が弱い遺伝子とは

遺伝子の画像

大多数の痛風患者が影響を受けているのは、影響は強くなくても存在する頻度が高い遺伝子である「ABCG2、CDC42BPG、GCKR、INHBC、MAP4K2、MEN1、NRXN2、PDZK1、PYGM、RASGRP2、R3HDM2、RREB1、SF1、SLC17A1、SLC17A3、SLC2A9、SLC22A11、SLC22A12、WDR1、LRP2」と言った遺伝子です。

こうした遺伝子は腎臓の尿細管に影響を及ぼし、物質輸送に関わってくるものが多いのです。

中でもABCG2は消化管に分布し、消化管からの尿酸の排泄に関係しているのではないかということが最近の研究で明らかになってきています。

遺伝子と痛風の関係がわかれば、あなたの痛風に対してももっとぴったりと寄り添う治療法が出てくるので、痛風と判断された場合は、自分の痛風にどんな遺伝子が関わっているのかも調べられると、有効な対処法がより詳しくわかってくるでしょう。

痛風と環境による要因

痛風は上記のように、遺伝子が何らかの影響を与えていることはわかってきていますが、「痛風になりやすい遺伝子」を持っていても、痛風を発症しない人は存在します。

同じ遺伝子でも痛風になる人・ならない人に何の違いがあるかというと、大きな違いはやはり「生活習慣・食生活」です。

特に食生活というのは尿酸値に直に、そして大きく影響を出してくる部分です。

食生活と痛風の関係

痛風を誘発する食生活について

戦後、特に1960年以降に日本で痛風患者が激増したのも、欧米型のカロリーが高い食品や肉食が日本人の食生活に深く入り込んできたためと言う調査があります。

さらには高度経済成長期やバブル期にプリン体が多いアルコール飲料を摂取する機会が増え、痛風が増えたという調査もあります。

例えばバブル期などは、どの業種でも飲み会は多く、特に営業職と接待、アルコール飲料は切り離せない関係でした。
毎晩、肉系の食事を摂り、プリン体の多いお酒を飲むことで自然と痛風を引き起こすような身体にしてしまっていたというわけです。

現在でも、業種別でみると接待の多い営業職の人に痛風患者が多かったり、痛風予備軍が多くいると言われているのです。

尿酸値が高い時に避けたい食品をプリン体が高い順にランキングで紹介した記事があるので、知っておきたいという方はぜひ読んでみてください。

食生活の他には、ストレスフルな生活は尿酸値を上昇させるということがわかってきています。

ストレスと痛風の関係

強いストレスを感じている男性の画像

ストレスと言うのは、精神的なストレスはもちろん、肉体的ストレスも同様なので、激しい運動は一時的に尿酸値を上げてしまいます。

ストレス過多→ストレス発散のための飲食・アルコール摂取というサイクルは、ストレスも飲食もどちらも尿酸値を上げることになるので、身体にとっては良いことはありません。

あなたが痛風と診断されたら、先ずはプリン体の多い食材の摂取を控え、プリン体の多いアルコールの摂取を減らすよう努力することが重要になります。

ただ、すぐに好きなお酒や食事をカット!とすればそれこそがストレスの原因になりかねませんので、最初は好きなものを摂取する回数を少しずつ減らすとか、アルコールであれば今ではプリン体カットのものも出ているので、そうしたものを選ぶことから始めると◎ですよ。

例えば今まで100摂っていたものを95→90→85…と徐々に減らすだけでも「減らしている」ことには変わりありません。

最終的に50カットしたいなら、自分の身体と心に無理が出ない程度に、長期スパンで計画を立てて自分の食生活や生活習慣を変えていくことをおすすめします。

何より、痛風対策の食事や生活習慣と言うのは、痛風だけでなく多くの生活習慣病にとってもとても有効なものなので、痛風対策をすることであなたの身体はみるみる健康に近づいていくはずですよ。

また、痛風に非常に大きく関係している「尿酸値」を下げるのに役立つサプリメントを、当サイトでも紹介していますので、健康維持のためにも参考にしてみてください。